これってもしかして?男性の「マリッジブルー」とは?
プロポーズを受けた女性が結婚前に気分が落ち込む「マリッジブルー」はよく耳にしますが、男性の心情に関してはあまりスポットを当てられることはありません。
しかし実際には男性にもマリッジブルーは存在し、ひそかに頭を悩ませている人がいることをご存じでしょうか?
場合によっては深刻な状況に陥ってしまうケースもあるため、マリッジブルーに関して正しい知識を学び、なるべく早めに対処することをおすすめします。
マリッジブルーとは結婚目前となった人が抱く憂鬱や不安
マリッジブルーとは、結婚を間近に控えた人が突然不安を感じたり、憂鬱になったりする状態のことです。
うつ病にも似ていることから別名「婚前うつ病」とも呼ばれており、主に以下のような症状が現れます。
漠然とした不安感
最も一般的な症状が結婚に対する不安感です。
結婚が決まると、両家へのあいさつや結納、さらに結婚式や新生活の準備などを進めていくことになりますが、その過程で「夢」だった結婚が徐々に現実味を帯びていくようになります。
この迫り来る結婚に対して、「本当に良かったのか」「この人で大丈夫かな」といった気持ちが芽生えていきます。
やることは山積みで待ってはくれないため、強い焦燥感を感じるようになり、それが不安につながることも多いようです。
また、結婚式に向けて準備を進めていく上で、2人の意見がかみ合わなかったり、相手のやり方に不満を感じたりするとマリッジブルーの症状が出やすくなります。
相手、または結婚そのものに対する拒絶感
プロポーズ前は結婚に対して「幸せ」「あこがれ」といったプラスのイメージが働きますが、結婚が現実のものとなると、結婚に対して恐れや拒絶を覚えることがあります。
先ほど説明した不安感が大きくなると拒絶に発展する可能性が高くなり、カップルによっては結婚を中止するケースもあるようです。
また、結婚に対する忌避感はパートナーに向けられることも多く、仲違いの原因になるパターンもあります。
マリッジブルーは男性にも当然起こり得るもの
マリッジブルーは女性特有のものと思われがちですが、実際は男性にも起こり得る症状です。
女性の場合、結婚と同時に寿退社する人も多いため、「本当にこの人で良かったのか」という不安と同時に、自分のキャリアが失われることに対する喪失感がマリッジブルーに繋がるということが多く見受けられます。
一方、男性は「相手と子どもを養っていかなければならない…」というプレッシャーからマリッジブルーに陥るパターンが目立ちます。
特に周囲から結婚の苦労話などを耳にしていると、プロポーズしたことを後悔したり、結婚の準備から逃げ出したくなったりする人が多いようです。
マリッジブルーになったら友人に相談して解消!
マリッジブルーの症状は人によって度合いが異なり、元々症状が現れない人、数日で解消してしまう人、結婚式を挙げて吹っ切れた人など、自然に解決するパターンも少なくありません。
その場合は特に何もせず、自分の気持ちが落ち着くのを待って入れば良いのですが、マリッジブルーの症状が日に日に強くなり、ついには婚約解消にまで発展してしまったというカップルも少なからず存在します。
自分はもちろん、結婚するはずだった彼女や双方の両親も傷付けてしまうことになりかねないので、結婚の日取りが迫ってくるにつれてどんどんマリッジブルーの症状がひどくなってきた場合はなるべく早めに対処するようにしましょう。
効果的な解決方法は、信頼できる友人に相談することです。
自分の心の中に不安や不満を抱えていると消化しきれなくなり、やがて爆発を起こして取り返しのつかないことになってしまいます。
そうなる前に自分の気持ちを友人に打ち明け、不安や不満を吐き出してみましょう。
マリッジブルーかな?と思ったら早めに対処を!
マリッジブルー=女性というイメージが強いぶん、男性は周囲に相談しにくくなってしまいがちですが、マリッジブルーは男性にも十分起こり得る症状です。
恥ずかしく思ったり気後れしたりせず、積極的に周囲の力を借りてマリッジブルーの解消を目指しましょう。