シンデレラのガラスの靴 プリンセスクリスタル(物語の内容)
絵本ボックスに綴る、物語の内容
サプライズ溢れる絵本ボックスには水彩画のように美しい挿絵入りの物語が綴られています。4ページからなるショートストーリーを読み進むと、あなたからのプロポーズに辿り着く仕掛けです。
Chapter 1. Journey to find a gift
今日は、大切な人に愛を伝える日。
世界にひとつのギフトを作る妖精の伝説を信じて
男性はリュックを背負い、旅にでかけました。
しばらく歩いていくと、
白いユリの花が現れました。
男性はユリに尋ねました。
「愛する人へ僕の気持ちが伝わるものを贈りたくて
世界にひとつのギフトを作る妖精を探しているんです」
ユリはやさしくこたえました。
「愛する人を心に想いながらこの森を進むと、妖精に会えますよ」
そして、花びらにある朝露をすくい雫をそっと落としました。
すると雫は男性の手の平でキラキラ光るガラス玉になったのです。
Chapter 2. The man met next flower
次に出会ったのは、リンリン可憐な音を鳴らしながら
おしゃべりをしているスズランたちでした。
「愛する人に僕の気持ちを伝えたくて、旅をしています。
世界にひとつのギフトを作る妖精を知りませんか?」
スズランたちはおしゃべりをピタッと止め
ひそひそと話し、また一斉にしゃべりはじめました。
「それなら任せて!聞いたことがあるんだ」
「この道は険しいから、あっちの道の方がいいかな」
「そうそう、この地図を持って行って!」
スズランたちは次々と道具を出し、男性に渡しました。
たちまちリュックは道具でいっぱいに膨らみ、
男性の心もワクワクが膨らんでいきました。
「みんな、どうもありがとう」
Chapter 3. Advice from the third flower
最後に出会ったのは赤いバラでした。
男性はバラに話しかけました。
「ギフトを作る妖精を探しています。
とても綺麗なガラス玉を貰ったのですが、
僕の愛を伝えるにはまだ何か足りない気がして・・・」
それなら、ガラス玉に愛する人への
素直な気持ちを綴ってみてごらんなさい」
バラは、自分のトゲに魔法をかけて
1本の美しいペンに変えました。
「これできっと、あなたの愛が伝わるはず」
Chapter 4. End of the journey
男性は大きなリュックを背負い、
愛する人の笑顔を浮かべながら歩き続けました。
そしてようやく森をぬけると、お城が見えてきました。
お城の扉を開けると、美しい蝶の妖精が佇んでいました。
健太は勇気を出して言いました。
「美咲に贈る、世界にひとつのギフトを作ってくれませんか?」
「ギフトなら、あなたはもう持っていますよ」
蝶の妖精がそっと息を吹きかけると、
リュックがキラキラと輝きだしました。
旅の始まりは空っぽだったリュックが
花たちからの贈り物と、健太の優しさ、
そして美咲への溢れる想いが重なって
ひとつのギフトになっていたのでした。
さあ、一体何が出来たのでしょうか。
あなたの手で、お城の扉を開けてみてください・・・
※注意※チャプター4の名入れ箇所(青枠と赤枠)は、お二人の名前を印字してお届けします。